夫婦の通信費が、月15,000円から6,000円に。年間で約10万円が浮きました。ドコモから楽天モバイルへ乗り換えた、その全記録です。ただし、いいことばかりではありません。実際に感じた正直なデメリットも、隠さずお伝えします。「大手だから安心」となんとなく払い続けている方が、自分で判断するための材料になればうれしいです。
※本記事は筆者個人の体験に基づくものです。料金プラン、キャンペーン、割引の条件などは時期によって変動します。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。本記事には一部アフィリエイトリンクを含みます。
家計見直しで、最後に残った「固定費の聖域」
保険を見直し、いろいろな固定費に手をつけてきた。そんな家計の立て直しの中で、最後まで手つかずで残っていたものがある。通信費——毎月のスマホ代だ。
正直に言うと、ずっとこう思っていた。「スマホの電波は、毎日使うもの。NTTドコモという、日本最強のブランドを使っておけば、間違いない」と。大手キャリアなら、電波もサポートも安心。多少高くても、それは”安心料”なんだと、疑いもしなかった。
でも、これは以前の自分が、保険で犯した失敗とまったく同じ考え方だった。「大手だから」「ブランドがあるから」という理由だけで、中身を確かめずに払い続ける。あのときの反省が、頭をよぎった。
固定費というのは、一度見直せば、その後ずっと効き続ける。だからこそ、毎月必ず出ていく通信費こそ、しっかり調べる価値があるんじゃないか。そう思い立って、初めて自分の携帯代と、その代わりになる選択肢を、真剣に調べてみることにした。
そして分かったのは、「最強ブランドを使っておけば安心」という思い込みの裏で、自分がいかに払いすぎていたか、という事実だった。
ドコモ時代、夫婦で月15,000円払っていた
あらためて明細を見てみると、わが家は夫婦2人で、毎月およそ15,000円の携帯代を払っていた。
正直、この金額に、特別な疑問を持ったことはなかった。「スマホ代なんて、こんなもの」「大手キャリアなら、これが普通」——そう思い込んでいたからだ。周りもみんな同じようなものだろうし、これが当たり前の相場なんだと、深く考えたこともなかった。
でも、家計を見直す目で、あらためてこの数字を見つめ直すと、印象が変わってくる。月15,000円ということは、年間で18万円。10年で180万円だ。毎日使うものとはいえ、これは決して小さな金額じゃない。
そして、ふと思った。この「普通だと思っていた」という感覚こそ、いちばん危ないんじゃないか、と。疑問を持たないから、比べもしない。比べないから、他にもっと安い選択肢があっても、気づけない。かつて保険で、まさにこれをやってしまった。「普通」「みんなそう」という思い込みが、払いすぎを見えなくしていた。
だったら、一度ちゃんと比べてみよう。今の大手キャリアと、世の中にある他の選択肢を。そう思って調べ始めたのが、乗り換えへの第一歩だった。
なぜ数ある格安SIMの中で「楽天モバイル」を選んだか
調べ始めて、まず驚いた。世の中には、大手キャリアよりずっと安い「格安SIM」が、いくつもある。選択肢が多すぎて、最初はどれがいいのか迷ったほどだ。
その中で、わが家が最終的に選んだのは「楽天モバイル」だった。決め手は、大きく2つある。
ひとつは、料金の仕組みが分かりやすかったこと。格安SIMの中には、料金プランが複雑で、「どのくらい使ったら、いくらになるのか」が直感的に分かりにくいものもある。その点、楽天モバイルは、使ったデータ量に応じて料金が決まるシンプルな仕組みで、「たくさん使った月は少し高く、あまり使わない月は安く」という、納得感のある料金体系だった。かつて外貨建て保険の「よく分からない仕組み」で失敗した自分にとって、この”分かりやすさ”は、大きな安心材料だった。
もうひとつは、わが家が楽天のサービスをよく使っていたこと。以前も書いたとおり、わが家は日々の買い物で楽天市場をよく利用している。楽天モバイルを使うと、楽天市場での買い物のポイント還元率が上がる仕組みがあり、普段の買い物との相乗効果が期待できた。通信費が安くなるうえに、買い物のポイントまで増えるなら、一石二鳥だ。
もちろん、「誰にとっても楽天モバイルが一番」とは言わない。人によって使い方も、重視するポイントも違う。ただ、わが家の場合は、「料金の分かりやすさ」と「楽天との相性」という2つの理由で、ここが最適だと判断した。大事なのは、かつての自分のように「なんとなく」で決めるのではなく、自分の生活スタイルに合わせて、自分で選ぶことだと思う。
実際、いくら安くなったか【月9,000円・年間約10万円】
では、実際にどれだけ安くなったのか。結論から言う。
ドコモ時代、夫婦で月およそ15,000円だった通信費が、楽天モバイルに乗り換えて、夫婦で月およそ6,000円になった。1人あたり、月3,000円ほど。夫婦合わせて、毎月9,000円が浮いた計算だ。
| 項目 | 乗り換え前(ドコモ) | 乗り換え後(楽天モバイル) |
|---|---|---|
| 1人あたりの月額 | 約7,500円 | 約3,000円 |
| 夫婦2人の月額 | 約15,000円 | 約6,000円 |
| 月の差額 | - | 約9,000円の節約 |
※料金は当時のもの。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
月9,000円という差は、一見すると小さく感じるかもしれない。でも、これは「毎月」効いてくる。年間にすれば、約10万円。一度乗り換える手間をかけるだけで、来年も、再来年も、ずっとこの差額が浮き続けるのだ。
この浮いた年間10万円を、何に使えるだろう。そう考えたとき、わが家では、ひとつの答えがあった。以前、ポイ活を駆使して家族で沖縄旅行に行った話を書いたけれど、こうして固定費で浮かせたお金があれば、旅行の原資にもなるし、将来のための投資にも回せる。「節約」は、我慢するためのものじゃない。浮いたお金で、家族の暮らしを豊かにするための手段なんだと、あらためて感じた。
固定費の見直しが強いのは、まさにこの点だ。一度の手間で、効果がずっと続く。日々の細かい節約を頑張るより、通信費のような固定費を一度見直すほうが、はるかに大きく、そして長く効いてくる。
正直に言う。楽天モバイルのデメリット
ここまで「安くなった」といいことばかり書いてきたが、正直に、デメリットもお伝えしておきたい。むしろ、これから乗り換えを考える人には、ここをいちばん知ってほしい。
わが家が楽天モバイルを使っていて感じた、いちばんの弱点。それは、場所によっては電波が繋がりにくいことだ。
電波の弱さ 特に、地下や、建物の奥まった場所。こういうところで、電波が弱くなったり、繋がらなくなったりすることがある。大手キャリアのドコモを使っていた頃は、正直、電波で困った記憶はほとんどなかった。そこはやはり、長年インフラを整えてきた大手の強みなのだと思う。
特に「これは焦った」という出来事がある。ある施設の中で、スマホのタッチ決済で支払いをしようとしたときのことだ。電波が繋がらず、決済ができないかもしれない、という状況になった。今は多くの人が、スマホひとつで買い物をする時代だ。いざ支払おうというときに電波がない、というのは、想像以上に困る。あのときは、ひやりとした。
もちろん、すべての地下や建物でダメというわけではない。繋がる場所のほうが多いし、日常生活で致命的に困る場面は、そう頻繁にはない。ただ、「大手キャリアなら当たり前に繋がっていた場所で、繋がらないことがある」というのは、乗り換える前に、必ず知っておいてほしいポイントだ。
この電波の弱さを、「年間10万円の節約」と天秤にかけて、どう考えるか。それは、人によって答えが分かれると思う。自分の場合は、多少の不便はあっても、この差額のほうが大きいと判断した。でも、電波の安定が何より大事な人にとっては、話が違ってくるはずだ。
それでも、わが家が乗り換えてよかったと思う理由
電波の弱さというデメリットはある。それでも、わが家は「乗り換えてよかった」と、はっきり思っている。
いちばんの理由は、やはり年間約10万円という差の大きさだ。多少、地下や建物内で電波に不便を感じることはあっても、それが毎日ずっと続くわけではない。一方で、浮いたお金は、毎月確実に家計を助けてくれる。この「たまに感じる不便」と「毎月続く節約」を比べたとき、わが家にとっては、後者の価値のほうが、ずっと大きかった。
それに、電波の弱さは、工夫である程度カバーできる部分もある。たとえば、繋がりにくい場所が事前に分かっていれば、そこでは無理にスマホの電波に頼らず、Wi-Fiを使ったり、決済も現金やカードを用意しておいたり、といった備えができる。「電波が弱いことがある」と知ったうえで使うのと、知らずに使うのとでは、心構えがまるで違う。だからこそ、この記事でも、デメリットを最初に正直にお伝えしているつもりだ。
そして、乗り換えてみて改めて感じたのは、「大手だから」という理由だけで払い続けていた自分が、いかに思考停止していたか、ということだった。ちゃんと調べて、比べて、自分で選ぶ。たったそれだけのことで、年間10万円もの差が生まれた。この経験は、通信費だけの話ではなく、家計のあらゆる固定費に通じる教訓だと思っている。
「なんとなく」で払い続けているものが、あなたの家計にも、まだ眠っているかもしれない。
楽天モバイルが向いている人・向いていない人
ここまでの話を踏まえて、楽天モバイルが「向いている人」と「向いていない人」を、正直に整理してみる。乗り換えを考えている方は、自分がどちらに近いか、考える材料にしてほしい。
向いている人
- とにかく通信費を下げたい人:毎月の固定費を、無理なく大きく減らせる。年間で数万円〜10万円単位の差になることも。
- 楽天市場や楽天のサービスをよく使う人:通信費が安くなるうえに、買い物のポイント還元まで良くなる。相乗効果が大きい。
- データ使用量が月によってバラつく人:使った分だけの料金体系なので、あまり使わない月は自動的に安く済む。
- 料金プランは、シンプルで分かりやすいのがいい人:複雑なプランに悩まされず、納得感を持って使える。
向いていない人・要注意な人
- 電波の安定を何より重視する人:地下や建物内で繋がりにくいことがある。どんな場所でも確実に繋がる必要がある人は、慎重に検討を。
- よく使う場所が、電波の弱いエリアの人:自宅や職場、よく行く場所が地下や電波の届きにくい場所だと、ストレスになる可能性がある。
- スマホ決済に完全に依存している人:繋がらない場所での決済に備えて、現金やカードも持ち歩ける人でないと、いざというとき困ることがある。
こうして並べてみると分かるとおり、楽天モバイルは「万人にとって完璧」なわけではない。でも、自分の使い方に合っていれば、これほど家計に効く選択肢もそうない。大事なのは、メリットとデメリットの両方を知ったうえで、自分にとってどうかを判断することだ。
よくある質問(FAQ)
まとめ——「なんとなく」を見直せば、家計は変わる
かつての自分は、「NTTドコモという最強ブランドを使っておけば間違いない」と思い込んで、夫婦で月15,000円の通信費を、疑いもせず払い続けていた。
でも、家計を見直す目で、一度ちゃんと調べて、比べて、自分で選んでみた。その結果、通信費は夫婦で月6,000円に。月9,000円、年間にすれば約10万円もの差が生まれた。もちろん、電波が繋がりにくいというデメリットもある。でも、それを正直に理解したうえで、わが家にとっては「乗り換えてよかった」と、はっきり言える結果になった。
この経験で、あらためて確信したことがある。家計を圧迫している固定費の多くは、「なんとなく」「大手だから」「みんなそうだから」という思い込みの上に、なんとなく居座っている。保険のときもそうだった。通信費もそうだった。その「なんとなく」を、一度立ち止まって見直すだけで、暮らしは驚くほど変わる。
そして、固定費の見直しが本当に強いのは、一度やれば、その効果がずっと続くことだ。日々の細かい我慢を重ねるより、通信費のような固定費を一度見直すほうが、はるかに大きく、そして長く、家計を助けてくれる。
浮いたお金は、我慢の証じゃない。家族との時間や、将来への備えに変えられる、前向きなお金だ。もしあなたの家計にも、「なんとなく」払い続けている通信費があるなら、一度、見直してみてほしい。その一歩が、思っている以上に、大きな変化を連れてくるかもしれない。
ちなみに、わが家が乗り換えたのは楽天モバイルでした。料金の分かりやすさと、楽天のサービスとの相性で、わが家には合っていました。もちろん、電波など、この記事で書いたデメリットも理解したうえでの選択です。気になった方は、公式サイトで最新の料金やサービス内容を確認してみてください。








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